【実体験】消防士から営業マンへの転職をオススメする5つの理由

公務員からの転職

消防士から営業マンへの転職をオススメする5つの理由

はじめに

「転職してみたいけど…消防の仕事って潰しが利かないし、活躍できる職種や業界ってないのかな…」
こういった悩みを抱えている消防士の方はいませんか?

同じような悩みを持っていた私ですが、消防で11年間勤務した後に営業職へ転職しました。
私は消防から営業に転職して正解だったと思いますし、多くの方にもオススメしたいと考えています。

この記事では、消防士から営業マンへの転職をオススメする理由を5つ紹介します。
あなたの新たな可能性を見出すきっかけになれば幸いです。

目次

この記事を書いた人

熊井クララ

30代後半、関東地方在住。大学卒業後、地元の消防本部にて11年間勤務。
災害現場や通信指令センターでの経験を積み、ITベンチャーや個人営業へ転職。
消防士時代の経験を生かし、特に公務員から民間への転職に関する知見を提供しています。

1. 未経験でも求人が豊富

最初のポイントは、未経験者でも応募できる求人が多いということです。

特に30代で転職未経験となると、そもそも応募できる求人の絶対数が限られてきます。

それでも営業職であれば、未経験でも応募可能な求人が豊富にあります。

営業職は企業にとって必要不可欠な存在です。

どんなに良質な商品やサービスを作っても、それが売れなければ企業は利益を確保することができません。

それでいて営業職は人の入れ替わりが比較的多い職種のため、常に新しい求人が出ています。

経験者/未経験者問わず「営業はキツイ」と思われがちで、なり手が少ないというのも一因となっているようです。

また、他の職種と比べて未経験者のハンデが小さいのも特徴です。もちろん業界ならではの知識も必要とはなりますが、それ以上に業務適性の方が重要視されているためだといえます。

誰にでもできる仕事ではないのですが、固有の資格や経験は問われにくい業種です。

「スキルや経験はないけど、やる気や行動力なら負けない」といったタイプの人なら、今からでも活躍できる可能性が高いでしょう。

2. お客様からの好反応が得やすい

元消防士というと、「多くの人から好意的に見てもらいやすい」という大きなメリットがあります。

僕は営業で新規契約してくださったお客様には「どうして私と契約してくださったんですか?」と聞くようにしていました。

すると、

「消防士だった人なら信用できる。悪いようにはされなそう」

「商品だけでなく、災害対策のことも色々アドバイスしてくれたから」

「元消防士だから、なんとなく困ったときでも力になってくれそう」

といった嬉しい言葉をいただくことが多かったです。

元消防というアピールをすると雑談のネタにも繋がりやすいですし、売上にも多大なる好影響がありました。

営業マンにとって命となる「信頼感」を得やすいので、「元消防」というのは大きな武器になります。

私の場合は自己紹介の中で元消防ということに触れながら、119通報用のメモや地震対策・防災備蓄品に関する自作のパンフレットを渡すといったことをしていました。

そこから雑談しつつ商談に入ると、自然とお客様との距離も近くなります。

これにばかり頼るのは営業スキル向上という視点からは要注意ですが、契約のために使えるものはなんでも使うというマインドは持っていた方がいいでしょう。

3. 消防経験者との親和性が高い

ちょっと精神論的な話になってしまいますが、営業職には根性や忍耐力が必要とされる場面が多々あります。

これは消防経験者の気質と非常に親和性が高いと私は思うのです。

令和の現代でも営業の仕事には泥臭い側面が残っています。

新規顧客を獲得するためには飛び込み営業やテレアポも必要です。

断られることの方が多いのは当然なので、失敗を恐れず数をこなす姿勢が重要になってきます。

そういった場面でも、消防士として培った精神力が営業の現場でも役立ちます。

私も営業の現場で順調にいかないことが多くありましたが、「消防学校の初任科ほどキツくないな」「真夏の火災現場よりはマシだな」などと、消防士時代に困難と戦った記憶と比べることで乗り切った場面も多々ありました。

こういった話をすると「やっぱり営業ってキツいのか。やめておこうかな」と思ってしまう人もいるかもしれません。

確かにキツいことも少なからずあるので、誰にでも無責任に勧めるつもりはありません。

しかし安定した消防(公務員)の立場を捨てようとしているあなたは、リターンのためならリスクを負うことのできる強い人なのではないでしょうか

安定より自己成長を優先する価値観の人なら、営業という仕事はマッチするはずです。

営業はモノと人とを繋ぐ重要なスキルです。苦労してでも身に着ける価値は間違いなくあります。

そういった面からも、消防出身者からの転職先として営業職はオススメです。

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4. 集団行動の消防と違い、営業は単独で動ける

消防士は集団行動が原則ですが、営業では単独行動が多くなります。

消防では反りの合わない人とも四六時中一緒に行動せざるをえないのに対し、営業ではそういったストレスはほぼありません。

そのため、自分のペースで仕事を進められるというのも大きなメリットです。

反面、誰かに仕事を見てもらってミスを防ぐのは難しくなります。

結果が出ない場合も自分の責任です。

だからこそ、「頑張った分だけ適切に評価されたい」というモチベーションがある人には営業はうってつけの職種と言えるでしょう。

5. 将来の独立に向けた強みになる

これは消防経験者に限った話ではないのですが、独立や起業を考えている人にとって、営業職の経験は非常に貴重なものとなります。

日本政策金融公庫の起業家アンケートによると日本の起業家の半数以上が起業前に営業職の経験を持っているそうです。

どんなビジネスを始めるにしても、自己営業のフェーズは避けられません。

営業経験を積むと顧客とのコミュニケーション能力が向上しますし、商品知識や市場分析スキルも身につきます。

消防からの転職を考えている人の中には、会社員となるのはあくまでもステップとして捉え、その先に独立や起業が視野に入っている人もいるのではないでしょうか。

そういった人にとっては、営業職を経験しておくことは大きな意味を持つでしょう。

まとめ

ここまで消防士から営業職への転職をおすすめする5つの理由を紹介しました。

・未経験でも求人が豊富

・お客様からの好反応が得やすい

・消防経験者との親和性が高い

・集団行動の消防と違い、単独で動ける

・将来の独立に向けた強みになる

消防士としての経験は、営業職という新たなフィールドで確実に活かすことができます。

新たなキャリアへの一歩を踏み出す勇気は、未来の自分への投資です。

ぜひ自分の可能性を信じて挑戦してみてください。

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